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雄々しい雄に脳が蕩け、先端に吸い付く。髪を掴まれたまま頭を動かされ、苦しくて力の無い手でトントン叩く。
しばらくすれば口内に出され、口内でくちゅくちゅと味わってから飲み干す。そして裸のままで髪を引っ張られ部屋から出れば他の客に見られ、血塗れた俺を見て悲鳴をあげて腰を抜かしている。
そんな他人など興味無さそうに裏の水浴び場で冷水をぶっかけられた。何回もかけられ、血を流しきれば殴られ地面に倒れ込んだ。
「ごめ…なさっ…」
「誰がヤリチン野郎だって?もう一回言ってみろよ」
「ごめんなさいっ!もう言いません…」
しゃがんで髪を掴まれ、引き起こされた。嫌だなんでこんな目に合わなきゃならない…そんなに気に入らないならいっそ…
「殺してよ…」
「なっ…」
思わず泣きながら声が漏れてしまう。驚かれ、手を離され俺はグランの剣に手を伸ばしたが素早い動きで離れられた。
「俺が要らないなら連れ出すなよ…!助けるなよ…殺してよ…」
俺が顔を覆って泣いていれば上着をかけられ、見上げれば顔をそらされている。すんと匂いをかげばグランの匂いがして、俺はまたグランを見上げた。
頭を掻きながら何かを悩んでいた様子だが、舌打ちをして歩き出したので俺はそのまま見ていたが、少し離れたところで止まって俺を見ていたので俺はよろよろ立ちあがりグランの隣までゆく。
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