異世界転生ガチャでハズレを引いたかもしれない

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目を覚ませばまだグランと繋がったまま寝ていたようで、中に感触があり締め付けてしまう。小さく呻かれ尻を揉まれる。 「んっ…揉むなぁ…」 「うるせーよ」 チュッとキスをされて抜かされ、グランは服を整えて上着を着て俺の服を取って手渡してくれる。乾いていて暖かくて、俺は早速グランの買ってくれた?下着を履いた。 垂れてこないので寝ていた間に着せてくれたのだろう。俺はグランについて歩きながら、グランにも睡眠時間をあげないとと思いながらもどうしようもなくてもどかしい。 また街につき宿屋をとってグランがベッドで眠りにつけば、俺はいそいそとベッドにあがりそーっと膝枕をしてみた。 変わらずすやすやと眠りについてくれていてホッとした。見下ろしていれば眉間に皺を寄せ始めたので頭を撫でてやればまた心地良さそうに眠り始めた。 最初は本当に怖くて俺も殺されるんじゃないかって思ってたけど、そんな事しないってわかってから徐々に俺の中に芽生えてきた感情がある。 だけど、この感情はグランには伝えないし伝えちゃいけないと思う。もし伝えてしまえばこの旅が終わってしまうんじゃないかと思い俺は感情を気のせいだと思う事にした。 「ずるいよ…」 俺の事を何の目的があるかは知らないけれど連れ回して、俺の感情を弄んできて。森であの女性を抱きながら俺を見てきた時、あんたは何を思っていたんだ…?
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