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「ただいま。良い子にしていたかい?」
「ワン!ワン!」
女性はワンと嬉しそうに鳴き、男の股間に擦り寄っている。『お前は俺のペットだ』という言葉が脳内をぐるぐる回る。
俺も四肢を切られて同じ事をされるのか!?冗談じゃない…!だがそれにはボタンを奪うかリングを外さないと駄目だ…どうする?どうする俺!
「さぁ行くぞ」
リードを引かれて俺はもたつく足でなんとかついて行く。女性は嬉しそうに四つん這いでついてきて、俺は恐ろしくなり男の袖を握る。
「さぁ入れ」
男がある扉を開けたので、恐る恐る中へ入る。薄暗くてよく見えなかったが、男が電気をつけて俺は小さく悲鳴を上げてしまう。
四肢を切られた女性達が何人か居て、皆腹が大きくて妊娠しているのは明らかで俺は恐ろしさにじりっと下がる。
男は俺のリードを引いて唯一この部屋にある家具のベッドに腰掛けて、俺を見上げている。他の女性達が男の足にすり寄ったり股間に顔を埋めたりして雄を求めている…
「お、俺本当は男でそのっ、まだ成人もしてなくて」
「だから?」
「だ、だからって…」
俺が拒絶を示しているのを見て眉間に皺を寄せ、ポケットからボタンを取り出され俺は足の間に座った。他の女性は羨ましそうに俺を見てくるが俺はそれどころじゃない…
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