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速川は、そう、ため息を吐いたけれど、そんなことは、気にしていられないですわんっ！
あの、サトルくんにお会いしたいっっっ！！！
それに、あの隣にいた、背の高い精悍な男の人も、本郷さんに似ていましたわん。
きっと、きっと、ふたりは、ＢＬですわんっ！
＊＊＊＊＊
しかし、これから、ＢＬの世界しか知らなかった綾乃お嬢さまを待ち受ける、現実の壁と、夢と、愛の物語を、まだこの時の綾乃お嬢さまは、知るよしもなかった……。
― 連載予定「こちら、腐っております。」につづく…… ー
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