どうしてわたし外国人になっているのと春川砂織は鏡の前で叫びました！

ユーアーナとマルコーリさん

「砂織ちゃん、どうかしたの？ クッキー美味しいよ」

シロリンちゃんが肉球のある可愛らしい手にクッキーを載せ差し出した。

「あ、シロリンちゃんありがとう。ってもう食べているんだね」

わたしは、笑いながらシロリンちゃんの手のひらに載せてあるクッキーを一個もらった。

「はい、美味しいクッキーはさっさと食べなきゃにゃん」

「うん、そうだね。ありがとう」

わたしは、クッキーを口に運び食べた。やっぱりクッキーはちょっとしょっぱかった。

このしょっぱさが今のわたしの気持ちとなんだか似ているなと思った。

わたしは、クッキーをぱくぱく食べた。しょっぱいけれど美味しいもんね。マルコーリさんとユーアーナは今もカフェと農家の話を続けていた。

そんな二人を眺めながらわたしはちょっとしょっぱいクッキーを食べ続けた。