今日もサーリーだった……そして

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今日もサーリーだった……そして

朝、鳥のさえずりで目を覚ました。なんて爽やかな朝なんだろうかと思った。 そう思ったのだけど……。 眠たい目を手の甲で擦り目を開けると春川砂織の部屋と異なる天井が目に入った。そして、部屋の中を見渡すと、暖炉があり、レトロな木製のタンスに机、鏡があった。 それから極めつけには……。 もふもふな真っ白な猫シロリンのグーグースースーピーと大きなイビキが聞こえてきたのだった。 「ここは、春川砂織の部屋じゃな~い!」 わたしは思わず大きな声で叫んでしまった。夢の中で春川砂織に戻っていますようにと強く願ったというのにあんまりではないか。 シロリンちゃんのなんとも呑気なグーグースースーピーなんて大きなイビキが聞こえた。 今日もこのルーピー村で生きるしかないのだった。
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