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時折、子宮口にあたって錯乱しそうになるけれど、そのたびに意識をなんとか呼び戻し、ひたすらそのときを待った。玲の舌が、指が、わたしを麻痺させて理性が飛びそうだった。
だけど、わたしがそんな状態なのに玲は容赦ない。
挿入を繰り返しながら、首筋から鎖骨へと移動した舌が鎖骨を這いずりまわる。
「んぁっ……」
生ぬるい舌と唾液がわたしの押さえていたスイッチを溶かしてさらに淫らにさせた。
「明日香、締めつけすぎだって。これじゃ、もたない」
知らぬ間に彼のモノを締めつけていた。わたしのなかはとろとろに液体がうねってすごく熱い。冬だというのに灼熱の太陽の下にいるような錯覚になる。
「はぁっ、玲、もう……」
限界はすぐそこまできている。何度も何度もがまんしてきたものが、すぐそこまで押し寄せている。
「玲、お願い……もう、いかせて……」
息の乱れたわたしの顔を玲が覗き込んでくる。
「いきたい?」
声にならなくて、うんうんと頷く。
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