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ノロケ大会
占い師ビッグママからの力とやらを授けてもらったのはいいけれど
その影響のひとつなのか、わたしの誕生日をきっかけにビッグママの声がわたしの脳内に勝手に入り込んで来たことには、正直驚いていた。
あの【夢をかなえるゾウ】【ドSの宇宙さん】、はたまた、あの世系の書籍など、
スピリチュアルの本で目に見えない存在と話をしていく類いはいくつかあるが
わたしもイメージこそうまく表現できないけど
それに近いものがあった。
そして会ったこともない占い師から
あなたは本当の愛を知らないんだから
'お願いだからこの人と付き合って'
と用意された彼は、上場企業の部長さんで
わたしよりも11才年上のメタボで汗かきの
“二階堂さん”のことだった。
大した接点がなかったにもかかわらず
ビッグママからメッセージを受け取ってから
ほんの1ヶ月後には付き合い始め、
そして4年後には音信不通になり、翌年には帰らぬ人になる、正味丸3年の本当に濃厚な家族体験であった。
仕事はもともとめちゃできる人のようで、厳しい上司だけど、いざというとき守ってくれるのか、部下からも人望はとっても厚いように見てとれた。
上巻で細かく書かせていただいたように
わたしにはそれまで心の中で密かに恋焦がれていた男性、東さんがいた。
恋焦がれるといってもわたしが持つ理想像とはほど遠かったけれど、結構ナルシルトなわたしは
ずいぶん前から、東さんを遠くに思い描きつつ、自分の好きな男性の理想像だけはチャッカリ言語化し、ムフフと思っていた。
理想部分があまりにも多く、そんなやつおるん？と思われるかもしれないが、
それがまさかのドンピシャで二階堂さんだったことは言うまでもない。
・機転が利くほう
・穏やかで焦っていない
・優しい
・仕事ができる
・時間を守れる
・スーツとたばこが似合う
・胸板が厚い
・ときどき「愛してる｣を言ってくれる
・ワンコを可愛がってくれる
・マメ
・恋愛の基本が「会う」ことだと思ってる
・レディファーストができる
・キスとエッチがうまい
・エッチのときに汗をかく
・ドライブ好き
・運転がうまい
・さりげないペアルックを拒まない
・お金に対する価値観が同じ
・ご飯を食べたとき｢うまっ」って言う
・自己中心的な考えをもっていない
・ギャンブルをしない
・酒癖、女癖が悪くない
・好き嫌いが少ない
・自分だけの趣味を持っている
・誰からも慕われる
・後腐れがない
自分で書いていて、
くだらねぇ…と若干苦笑いしてしまうけれど
女性読者さんは、へぇと共感でき、ああ～確かに…と頷いていただけるところもあるのではないかと思う。
今まではこれだけの理想を叶えてくれる人に出会えたことはなく、どれか少しでも当てはまればいいほうだった。
読者のみなさんもおそらく自分の理想はいくらでも掲げられるとしても
じゃあ、どうやったら理想の人に会えるの？？
そしていつ会えるの？？
というところに行き着くだろう。
占いでもそうだもんな。
下巻で後述するつもりだが
わたしが占い師をやっていた頃も
・理想の相手に会えますか？
・いつ理想のカレに会えますか？？
という質問は占いトレンドまっしぐらで、ホントに多かった。
それでは、どうすれば理想の人に出会えるのか、わたしの体験を踏まえた見解をここから先は書いてみようと思う。
〉〉〉【理想の人に出会いたい】
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