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正反対
腰が抜けた悠を秀司は自分の家に一旦背負って帰ることにした。
(ガチャ)
広い部屋を見て悠は驚いた。
「てめぇ金持ってるとは思ってたが…さすがにこの部屋広過ぎないか?」
すると秀司は言った。
「昨日まで2人で暮らしていたしこのぐらい広くても問題ないだろ」
「2人…ってことは振られたのか?」
そう言って悠は笑いながら秀司を指差した。
「人を嘲笑うんじゃない!」
そう言って秀司は悠の頭を優しく叩いた。
「いってててて…笑えるな」
「うるさい!」
秀司はスーツの上着を脱いでシャツを捲りあげて手を腰に当てながら言った。
「さぁ!話をする前にこの部屋に入ったからにはやらないといけないことがあるからな!」
そう言って悠を見下ろしながら不敵な笑みを浮かべた。
「すること?な…..!そんなことまだ早すぎるだろ!」
悠は少し驚き恥じらいながら言った。
「は?早いことなどないだろう!!部屋に上がればするべきことはただ1つ!!!」
そう言いながら秀司は若干怯える悠の服を全部脱がしてお風呂場に連れて行き扉を閉めた。
「は?お前は入る…とかじゃないのかよ…」
「はい?なんで風呂に2人で入るんだよ…部屋に上がれば汚いからまず風呂に入るのは常識だろう!」
男は単なる部屋を綺麗にしていたい潔癖症だった。
悠はお風呂場の中で勘違いしていたことを思い出しながら赤面しながらシャワーを浴びた。
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