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この作品を読む前に
この物語は、超妄想コンテスト『卒業式』に応募した怪異譚『卒業式のナミダと涙食らい』の続編にあたります。
コンテストの締め切りの一週間前が、筆者の息子の高校卒業式であり、そこで起きたことを脚色してこの作品は描かれています。
「涙食らい」という涙を食べる怪異は実際に存在はしていませんが、筆者はここ数年人が涙を流す場面によくよく出くわすことから、この物語に登場する「涙食らい」という妖怪を創作しました。
本来であれば、コンテストに今回の内容も盛り込みたいところでしたが、まさか本当に高校の卒業式で筆者自身が涙することになろうとは思ってもいなかったので、前作を読んでいただいた方、または実際に卒業式で涙を流した方に、この物語が届けばなと思い、執筆いたしました。
前作を読まなくとも、この物語は楽しんでいただけるかと思いますが、より楽しんでいただくためには是非、こちらもお読み頂けたらと存じます。
https://estar.jp/novels/25950752
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