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「え、あ、触っていいん?…ちょっと待って無理無理無理」 「どうしてです?」 「これな、俺が元々おった時代では貴重なものとして扱われとるんや」 「…いや、嘘ですよね?こんなのが…」 「"こんなの"だぁ…?」 後ろから低い声がした。振り向くと土方さんだった。 「あ、ひじかた…さん、これはえっと、その…ちが…くて…」 「何が違うんだ?総司ぃ…?」 「…」 沖田さんは走って逃げて行った。 「おい待て総司!!」 それを追いかけて行った土方さん。 俺は一人庭に残された。
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