9人が本棚に入れています
本棚に追加
「え、あ、触っていいん?…ちょっと待って無理無理無理」
「どうしてです?」
「これな、俺が元々おった時代では貴重なものとして扱われとるんや」
「…いや、嘘ですよね?こんなのが…」
「"こんなの"だぁ…?」
後ろから低い声がした。振り向くと土方さんだった。
「あ、ひじかた…さん、これはえっと、その…ちが…くて…」
「何が違うんだ?総司ぃ…?」
「…」
沖田さんは走って逃げて行った。
「おい待て総司!!」
それを追いかけて行った土方さん。
俺は一人庭に残された。
最初のコメントを投稿しよう!