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俺、拾われました
｢目ぇ覚めてもうた……ん？｣
俺は辺りを見渡す。
どこやねんここ。てか俺の横でにこにこしてるコイツ誰。
｢あ！目が覚めたんですね！良かった～！｣
こいつめっちゃ元気やな。
｢どこ…誰……｣
｢僕ですか？僕は沖田総司っていいます。そしてここは新選組の屯所です。｣
沖田総司？幕末好きの俺にとっちゃ、えらいいい夢見とるなぁ。
｢夢か…｣
沖田さんが俺の顔を覗き込み
｢夢じゃないですよ、寝ぼけてるんですか？｣
と言いながら俺の頬をつついてくる。
なんやねん、夢に決まっとるやろこんなん。確かに昨日は｢人生やり直したい｣って思いながら布団潜ったけども。現実になるわけないやん。今日も学校あんねんから寝かしてくれ。
俺はもう一度横になり布団を頭までかぶる。
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