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屯所内をうろうろし、最初に連れてこられたのは平隊士達がいる部屋だった。 「注目、こいつは昨日入った賄い方の黒川辰也だ」 視線が一気に集まる。 目つきの悪いやつが沢山いる。 早くこの場から出たい。 「賄い方…」 「飯か…?」 「飯だな…」 「飯…」 何やらボソボソ聞こえる。
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