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理の熱くて大きい手が私の背中を抱き寄せて、
「孝太郎たちに負けないくらい、俺たちもまだまだイチャイチャしていこうぜ?」
と囁くと、私は微笑んで理の背中に腕を回してギュッと抱きしめた。
「若いカップルには、さすがに勝てないと思うわよ?」
「まさか。甘く見るなよ」
すると、おもちゃをお湯の中に入れて私の足の付け根に当ててきた。
「ちょ…っ」
「うん。振動、どう?」
「ど、どうっ…て…」
「ココ…好きだよな?」
こういう時の理の瞳は、キラキラとワクワクに輝いている。
ほんと、馬鹿だよねぇ。
私はそう思うとフフッと笑って、理の唇に軽く唇を当てて、
「ね、おもちゃなんかより…」
と唇を離さないまま言いかけて理を見つめた。理とキスしながら話すとき、唇を完全に離さない。そんなとこが、ほんと、エロいよね。
「もっと欲しいもの、あるんだけど」
「…何が欲しい?」
理が少し酔ったような潤んだ眼差しで見つめて、舌で私の唇をなぞってくる。私は理の耳たぶを指で擦るように摘んで、耳元に唇を寄せた。
「理、の……○☆$€#…」
「ウホッ?!」←馬鹿?
恥ずかしいから、こんな言葉は滅多に言わないけど。
追い出しちゃったからね。お詫びです。
「浴室暖房、つけようかーー!!」
理、腕を伸ばしてバスルームのパネルに触れて、浴室暖房のスイッチをつけた。
はい。
この人、ここでめちゃめちゃヤル気満々になりましたーーー!!
まぁ、煽ったのは私だけどね!
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