時間について

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 そして最後に、これは自分の中での発見ですが、考えることと行動すること、これらを同時に行おうとするとうまくいかず無駄に時間を過ごすことになるようです。  私はどうしても物事を始める前に、方法論から考える傾向があり、小説を書こうにもどのやり方が最も正しく、良いものが作れるかということを考えます。これ自体は悪いことではないと思うのですが、問題はこの思考の癖が書いている最中にも出てきてしまうというところにあります。  それの何が問題かと言いますと、今書いている方法に疑問を持ち、また初めから書かなければ満足いかないという状況に陥るのです。それを繰り返すうちに自分でもどれが良いのかわからなくなり、書くのをやめてしまうのです。  結局のところ、私の優柔不断のくせに頑固、それでいて神経質なところは、こと何かしらの作業には向いていないように思います。典型的な、駄目な完璧主義者だなとつくづく思います。  何かひとつ、決めたら最後までその方法を信じてやり抜いてしまうこと。これが私にとって最も時間の節約になるということ、そして当面はこれの解決を目指さなければならないこと、どうやら強く深く手帳と胸に刻む必要がありそうです。  長々と脱線しながら「時間について」語ってみましたが、読んでくださった皆様の参考や暇つぶし(あるいは時間の無駄遣い)になれば幸いです。またお会いしましょう。ありがとうございました。
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