フォト俳句：春分 3/21-4/4

次候～桜始開 (さくらはじめてひらく)

3/26
雨が降ったり、やんだりです。嵐となっている地域もあるようです。

　花冷えや温め直すカレーかな

　目借りどき時代劇へと入りゆく

「かわづの目借り時」は春の暖かさに、つい眠くなるのを蛙が人の目を借りるからだと見立てた季語です。どんなカエルなのかおうてみたい。

　特売の烏賊を炒めり春驟雨

1パックで100円台でした。

3/27
ひばりの鳴き声から姿を探すのは、けっこうむずかしいです。

　雲雀の音指差す人の横顔や

今日も夜になって雨が強くなったようです。

　春の雨魚跳ねるや夜の歌

マーラーのシンフォニー7番を拝借しています。

画像は2011年5月1日、すなわち震災から間もない釜石港近くのものです。

3/27
かぼちゃがとても安かったので、煮物にしました。歳時記ではかぼちゃの実は仲秋ですが、ニュージーランド産です。

　春かぼちゃ冴えるオレンジ暁の色

　蔓の先たどりて赤子の頭ほど

かぼちゃや茄子を育てたことがあります。棚を作らなかったので、草藪に埋もれて大変でした。

3/28
今日は目黒川に花見に行きます。だからこそ近所の花にも目が留まるような。

　花見ゆく袖引く花の色とりどり

　パドドゥを息詰めて待つチューリップ

同じお宅の花の写真です。ありがとうございます。
パドドゥは男女2人による踊りです。