プロローグ
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真っ直ぐ伸びる腕。しなやかな筋肉の線。揺れる金色の髪。 俺よりもひと回り大きい体なのに、軽々と跳躍し、相手に飛びかかっていく。戦うというより、踊っているようだ。口元には笑みがこぼれる。戦いを楽しんでいる。 その笑顔に、その姿にしばし見惚れた。――美しいと思った。
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