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もうお清めはできませんからね
「・・・・っ」
僕は、声が出そうになって戸惑いながらヴィスタ様を見つめた。
「しーっ」
ヴィスタ様は、左手の人差し指を口元にあてて微笑んだ。
「・・・はぁっ・・・はぁっ」
そして、そのままヴィスタ様は僕のおちんちんをいつも穢れを放出する時のようにこすり始めた。
「・・・っ・・・ヴィスタ様」
「だめです、ルーク。しーっですよ」
ヴィスタ様は、いつもより激しく僕の先っぽを重点的にくちゅくちゅいじった。僕の先っぽからは早くも穢れの我慢汁が出てきてしまっていた。
「・・・っ・・・ん」
いつもなら、ヴィスタ様が僕のおちんちんを舐めてくれる。でも、今日は上下にこすって先っぽをいじるだけ。でも、僕はずっと不安だったことが薄まっていくようぬ頭がぽわぽわして脳がとろけてきた。
「・・・・っ・・・っ・・・ぁ・・・ふぅ・・・」
「いい子、いい子、もうお清めはできませんからね。こうやって・・・穢れだけでも放出させておくんですよ」
そういって、ヴィスタ様は僕の先っぽを絞るようにこすりあげた。
「ぁ・・・だ・・・だめ・・です・・・ぅ」
「ルーク、全部私に身を任せて」
ヴィスタ様の言葉で僕の体からはふっと力が抜けて、僕は隣に密着しているヴィスタ様の肩に頭を預けた。
「・・・ぁ・・・く・・・っ・・・」
「そうそう、カチカチですね。ルーク、穢れがパンパンですよ」
ヴィスタ様にそう言われて、僕は真っ白な頭で心当たりを探った。確実に昨日のことで、僕は穢れが溜まったんだ。
ベットの上で、僕は思っていた。お清めをできなくなると、ヴィスタ様にもう口の中、舐めてもらえない、お腹のむずむずとってもらえない、気持ちよくしてもらえない、股の棒を舐めてもらえない、僕は昨日布団にもぐって悶々とそんなことを考えていたから、穢れがこんなにすぐ溜まってしまったんだ。
「ぁ・・・うっ・・・うぅ・・・」
「おや、ルーク、もう体がびくびくしてきましたよ」
ヴィスタ様に言われて僕は下半身のがくがくを必死に止めようとした。
「ここで、穢れを出しても大丈夫です。私がしっかり受け止めてあげますからね」
ヴィスタ様はいつも僕の穢れを口で受け止めてくれている。でも、今の状況じゃもう僕、すぐにでも出そうで、
「ヴぃ・・・す・・・あ・・・さま・・・ぁ」
「大丈夫、私にすべて身を任せて」
僕は、もうすぐにでも穢れが出てしまいそうだった。
「ぁ・・・だめ・・・も・・・だめ」
「いいですよ、さあ、さあ穢れ、いっぱい出しましょうね、ね?ルーク」
ヴィスタ様にちゅっと人差し指で先っぽの穴のところをつつかれて僕は限界に達した。「ぁ・・・う・・・・うう」
僕のおちんちんから穢れが放出されたとき、ヴィスタ様が素早く袖から白いハンカチを出して僕の穢れが飛び散るのを止めてくれた。
「ぁ・・・はあっ・・・ぁ」
「よしよし、上手でしたよ。ルーク」
ヴィスタ様はそういって、僕に顔を近づけた。僕は思わずヴィスタ様の唇に自分の唇を重ねようとした。
「だめですよ、ルーク」
ヴィスタ様は、人差し指で僕の唇を止めた。
「ぅ・・・ぅう」
「・・・はあっ・・・ルーク我慢してください。私も、とっても我慢するので」
後半、ヴィスタ様がなんといったか、頭がぼーっとしてよく聞き取れなかった。
「ヴィスタ様、ハンカチが汚れてしまってごめんなさい、そ、それに本にも少し」
「いいんですよ、元々捨てるつもりでしたので。こっちで処分します。ルークは自分でやる時は捨ててもいいティッシュとかでやるといいですよ」
聖書代わりの本は、この行為を見られてはいけないから隠すという役割と穢れが飛び散らないようにする役割もあるんだと僕は納得した。
「はい、ありがとうございます」
ヴィスタ様に自分で穢れを放出するやり方を教えてもらって僕は少し安心した。
「ルーク」
「はい」
「もうお清めをすることはできませんが、天使様になることは、人を不幸にするのではなく幸せにしたいという願いは忘れないようにしていてくださいね」
ヴィスタ様は、心配そうな表情で僕にそういった。
「はい!」
僕は、最初からそのつもりだ。僕は天使になって、ヴィスタ様といつか、こんな風に縛られずにずっとこの教会で一緒にいたいなと思う。
「そうだ、ルーク」
ヴィスタ様は、帰る途中僕に麻の袋を渡した。
「なんですかこれ・・・」
中を見ると、白いシャツが入っていた。
「私の服です。今日教えた穢れを自分で放出する方法ですが、これを私だと思って近くにおいてやってください」
ヴィスタ様だと思って・・・マフラーだけでなく、僕はシャツまでもらって嬉しくなった。
「はい!あ、ありがとうございます」
「それでは、今日も気をつけて帰るのですよ」
ヴィスタ様は、いつものように優しい笑顔で僕に手を振ってくれた。
「はい」
僕はこくりと頷いて袋を首にかけた。そして、天界へと飛び立った。悪魔界につくと、今日はマーチンがいなかった。
僕はそれに少しほっとして懐に隠した袋を抱きしめて家に帰った。
家に帰ると、僕は早速袋からヴィスタ様のシャツを取り出した。
「・・・ヴィスタ様」
ヴィスタ様を思い出して僕はシャツを抱きしめた。僕はもうヴィスタ様とお清めすることはできない。どこでマーチンが見ているかわからないから。
もう、ヴィスタ様に体を触ってもらえないんだ。ヴィスタ様に口の中、不思議な舌でなめてもらえないんだ。もうヴィスタ様におちんちんでお腹こすってもらえないんだ・・・もう、ヴィスタ様に・・・。
「はぁ・・・」
僕はまた穢れがおちんちんにたまるようなことを考えてしまっていた。今日、ヴィスタ様がしてくれたように、穢れを放出しないと。
僕は、ヴィスタ様の言っていた通りお布団の中に寝転がり、ズボンを脱いだ。
「ヴィスタ・・・さま」
シャツからはヴィスタ様の匂いがする。僕は、それだけでドキドキして、また神聖なお清めの儀式を汚すような、穢れがたまるようなことばかり考えてしまった。
「ぁ・・・はあ」
僕は、そっと自分のおちんちんに触れた。
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