制服

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「触れたら……もう会えなくなるって思ってたから……」 「なんで……?」 「あんな出会い方で、こんな始まりで……支配することでしか成り立たない関係だと思ってたから」 「そんなこと……あるわけないじゃん」 「でも俺は……」  いつも一定の距離感だった領域を破り、俺はベッドの上にいるそいつにゆっくりと近づいていく。  そして、ベッドに乗ると四つん這いになりながら中央辺りに座っている男のところまで這って行く。  堪らなく触れたいって思っていた。  触れられたいって思っていた。  その様子をただじっと見つめている男の胡座をかいている場所までやって来ると、俺は上目遣いで男を見つめた。  こんな近くでしっかりと顔を見たのは、初めてだった。  奥二重の少し目尻の上がった猫目で、鼻筋が通っていて、俺と違って薄めの唇がもうすぐ目の前にある。  気がつくと、俺はその顔にそっと右手を伸ばして触れていた。 「俺はずっとあんたに触れられたかった……」 「俺だって、ずっとお前に触れたいって思ってた……」  頬に触れていた手が男の手に包み込まれると、そのままギュッと握りしめられる。  俺もその手を握り返すと、どちらからともなく顔を近づけ、唇が重なった。  薄めの唇は触れると案外肉厚で、軽く触れるだけのキスはあっという間に俺たちの距離をゼロにした。 「ねえ、名前教えて」 「(あさ)()。お前は……?」 「(たけ)()」  お互いの名前を知らずにいたこの関係を終わりにしたくて、ちゃんと名前を呼びたくて、自ら名前を聞いた。 「旭陽……」  名前を呼ぶと、俺は握られていた手を解き、イージーパンツを履いている旭陽の中心部へと移動させそこに触れた。  そこは思っていたよりもずっと大きく硬くなっていて、俺は旭陽の体をそっと押し倒すとイージーパンツとボクサーパンツを下ろし、顕になったペニスを包み込むと、自分の口の中へと含んでいた。 執筆時間…3月18日、3:05〜4:10
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