3/3
前へ
/72ページ
次へ
私、源氏の君に抱きついたわ。 「寂しかった……。あなたがいなくて、私、ほんとに寂しかったの……」 源氏の君は、私を抱きしめて、にっこり笑ったわ。 「大丈夫。これからは、僕がかなちゃんを守るよ。 一生、守る。二度と、ほかの女は抱かない」 「それ、ほんと……?」 「ほんとだよ。僕、かなちゃんに嘘ついたこと、一度もない」 空港で、キスを交わした。 幸せだわ……。こんなに幸せなことって、ないわ……。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加