春夫の場合

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 五月の連休に父親の故郷鹿児島県に来た。ホテルに着いて伯母の運転する車に乗って観光した。海辺に来て取り立ての鮪や甘海老になどの寿司を食べた。うまかった。伯母は機嫌はよかった。海岸を見ていた。岸壁があった。昔大きな波が来やのだろうか。陸地の奥が波でえぐられたようになって並んでいた。それは何百メートルも続いたいた。よく見るとそれは始めのうち見ていた時よりも巨大なものであることがわかった。開眼にいり人の大きさとの比率でわかった。何キロメートルも続いていた。それを見ていたら悩み事はばかばかしくなった。何か巨大なものだった。その後公園を回って父の母校に行った。
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