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あとがき
あとがき。
今日は、七夕ですね。離れ離れになっていた遥と有桜を織姫と彦星に重ねて、想いを寄せながら、『忘れさせ屋のドロップス』を本日をもって完結できたこと、とても嬉しく思います。
あとがきを書くのは初めてです。この『忘れさせ屋のドロップス』が、私が初めて書いた青春恋愛長編だからです。
人って、辛いことに限って『忘れられない』。だから、たとえ短い時間でもいい『忘れられたら』と思って、自身の経験を少し含めて書き始めた物語です。
でも『忘れられない』から『幸せにならない』のは、違うと私は思います。
ーーーー忘れられなくてもいい。
この物語は、過去の『忘れられない』と共存しながら、寄り添いながらも、貴方だけの小さな『幸せ』を見つけてほしい。そしてその小さな『幸せ』を積み重ねて、人生を紡いでいってほしいという願いでありながら、私の希望でもあります。
いつか、こんな風に、辛い時や悲しい時に、ちょっとだけ、『忘れさせてくれる』ドロップスが、開発されたらいいなぁ…なんて思っています。
拙い物語でしたが、お読みくださった沢山の方々に感謝を込めて。
2022.7.7 遊野 煌
追伸。『忘れさせ屋のドロップス』は続編を予定しております。短編で出すか、長編にするのか迷っています。このページの後から第二幕として書くつもりでいます。😊一年後の遥と有桜、それぞれに恋敵が現れて……あと渚と秋介のその後です。
またいつか再び、遥と有桜と皆さまに会えることを私も楽しみにしています。
少しの間は、ドロップスと、入れ替わりの『オリオンの夜に』切ない大人の恋愛物語を書いています。冬の物語ですが、良かったら覗いてください。
『相手の幸せを願う』がテーマの物語です。
※2023年3月に続編短編『忘れられないドロップス』掲載しました。良かったら覗いてください。有桜と遥が再び暮らし始めて10日あたりの物語です。
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