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「あん!あんあんあんあん、あーん」
「えーい、突くぞぉー、突いちゃうぞぉー」
「はああああああんっ、いくっ、イッくうううううっ」
「イけっ、俺の巨根で、イッけえええええっ」
「はああああああああああああああああっ」
____。
「…はあっ、はあ。…やっぱあーちゃんは最高だよ」
恍惚として肩を抱く彼の胸に、私は頭をぐりぐり
擦りつけた。
「うん、そうだね。私たち、もう一心同体だね」
「あ、ああそうだな…
よし、決めたよ、妻とは離婚して、あーちゃんと結婚する。
そうだ、最初からそうすべきだったんだ!」
「し、しーくん…」
半身を起こし、瞳を潤ませる。
いかにも驚いたふうに口元を覆う。
彼もまた半身を起こし、改めて私に向き直って、ベッドの上で正座した(全裸)。
「あーちゃん、改めて言うよ。
僕は君が好きです。
これから離婚とか、苦労もかけると思うけど、僕と一緒になってくれるかい?」
「………」
「あーちゃん?」
「………」
「あーちゃん? や、やっぱ…ダメ、なのかな」
ふふ、やっぱりね。
自分が断られるとは、夢にも思っていない型。
私は、散々焦らした挙げ句、また顔を手で覆った。
「嬉しくて…こ、とば…でなっ……うっ、ううう」
「な、なんだそういうことか。
は、はは。バカだなあ、あーちゃんは。
ホラ、これからはもう、1人で泣かないで。僕の胸でお泣き」
「う、ううううううう…」
「よしよし、あーちゃんは可愛いなあ、よしよし、よーし、俺は一旦決断したら早い男だ!
帰ったらすぐこのことを嫁に言う。離婚に向けて準備を始めるぞぉ!
あーちゃんを早く、お嫁さんに迎えるために」
「うん、うん…」
くしゃくしゃ頭を撫でられながら、彼の薄い胸の中で、私は何度も頷いた。
あーやば、笑い止まらん。
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