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1 不貞
「ほらほら、紫倉先生もう朝よ?朝の回診遅れたら、また看護師長さんに文句いわれちゃうんでしょ?」
「…ん、ああ…ゴメ、もうちょっとだけ…夜勤続きであんま寝れてないんだよ」
「もう、そのくせ昨夜はあんなに頑張っちゃうんだからぁ。
まぁた怒られたって、知らないぞ?」
キングサイズのベッドの脇に腰掛け、大きな枕を抱くように俯せた彼を覗き込みつつ、私は”ちょん”と彼の頬をつつく。
勿論、ちゃあんと上半身を過剰に倒して谷間をチラ見せするのも忘れない。
「………。亜里沙ちゃんっ」
ガバッっと起き上がるなり彼は、私をベッドに引きずりこみ、上に覆いかぶさった。
勢いのまま、ガウンの胸の合わせ目を開き、その谷間に顔を押し付けてくる。
荒い鼻息が擽ったい。
「きゃっ!…ああんっもう。
しーくんったら、朝ごはん食べる時間なくなっちゃうよおぉ」
「ああ、病院で食べるからいいよ。
それよりさ、あーちゃんが朝からそんな声出すからさ、見てよ、こんなになっちゃった。
これじゃあ出勤できないし…ね、お願い」
甘えたように片方の乳房をペロペロ舐めている彼に、わたしはぷっと頬を膨らませた。
「んもうっ、仕方ないなあ。
でもぉ、亜里沙も9時出勤だから、あと1回だけだよ?」
「ん、分かったよ、一回だけで我慢するからぁ。ね、その代わりさ、口でシてよ。俺、あーちゃんが可愛いお口で一生懸命、俺にご奉仕してくれてるの見ると、無茶苦茶興奮するんだよな」
「やだっ、ハズカシイ。
しーくんったら、甘えたさんね。
うん、でも…いいわ。
しーくんが喜ぶことなら、亜里沙、なんだってやってあげちゃう♡」
「ありがと、あーちゃん大好き♡」
言いながら彼は、軽い羽毛布団を床に投げると、ガウンの前を開け、仰向けに寝転んで脚を開いた。
枕に上半身を預け、半分身体を起こした形で、ワクワクと私を見つめている。
その裸身の上を、私は胸をこすりつけるようにするする移動し、真ん中のぴょこんと小さく起き上がった、その器官を口に含んだ。
「んっ、あはあっ、すげえ、すげえよっ。あーちゃんのお口の粘膜が、俺のに吸い付いてるっ。
じゅぽじゅぽっていっぱい唾出して、エロい音出してる。
はあっ、はあっ…
あ、あ、あーちゃん、尻、お尻振って、こっち見て、ニャンコのポーズやって、お願いっ」
「___(にゃあん)♡」
私は彼の希望にこたえ、お尻を振りながら、手招きポーズで上目づかいに彼をみやる。
カシャッ。
その瞬間、彼はすかさず構えていたアイフォンの撮影ボタンを押した。
「うっ」
と同時に、私のお口の中で彼のアソコがビクンビクンと大きく震えた。
「う、ん…んん」
私は少し眉をしかめ、苦しそうな顔して、それからゴクンと喉をならして、いかにも頑張ったようにそれを飲み干した。
彼の顔に、愉悦の笑みが浮かんでいる。
「けほっ、けほっ…」
「頑張ってくれてありがとな、あ~ちゃん」
彼は、口を押さえて咳き込む私を、自分の側に抱き寄せ、背を撫でながら、頭をポンポンしてくれた。
「大好きだよ」
「しーくん、私も」
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