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小豆は無いが、猫用のホカホカマットはある。なので、スイッチを入れて子猫を乗せておく。そして、ちゅおちゃーるの湯煎だ。なんてことない、猫ホイホイおやつを人肌より温かなお湯に浸けておいただけの代物である。
それを、子猫の口元に塗る。子猫はおやつ舐める。
再度おやつを子猫の口元に塗る。子猫は舐める。
そうしている内に、子猫はちゅおちゃーるの魅力に気付き、塗るより前に指に齧り付いた。目の色が青から黄色に変わりかけていたことからも推測出来たが、どうやら生まれてからひと月は経っている様だ。
平たい皿にちゅおちゃーるを絞り出す。貪る子猫。これなら、カリカリもお湯でふやかせばいけるかと、試したら食べた。そして、寝た。人間の子供もそうたが、食いながら寝る。
寝ちゃったか……まあ、寝る子は育つのだし、獣医へ連れて行くにしても明日だ。キャリーバッグを子猫仕様にして、獣医の診療時間が始まるのを待とう。
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