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「いえ、そんなモノは、科学特別捜査隊の使用できるモノではない様ですね…」
須藤隊員はタブレットを出し、我が隊の要綱に記載してある使用できる武器の一覧を私に見せた。
「今までどうやって戦って来たんだ…」
私は二人に訊いた。
二人は顔を見合わせて首を横に振った。
「戦った事無いのか」
私の言葉に二人は頷く。
「はい…」
「一度もか」
「はい」
私は咳払いを一度した。
「怪獣に遭遇した事は」
そう訊いてみた。
「今回が初めてです」
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