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「東北支局、無くなるんだってさ。おかげでハヤタ隊員、リストラだってよ」
「マジっすか…。俺たちも明日は我が身ですね」
二人のそんな会話が聞こえる。
「じゃあ、ちょっと頼むわ…」
須藤隊員は小走りに何処かへ行ってしまった。
「山下隊員…」
私は双眼鏡で怪獣ガーベイジを見ながら言う。
「はい。何でしょう」
山下隊員は楊枝を咥えたまま返事をした。
「須藤隊員は何処へ行ったのかな…」
「ああ、昼飯ですよ。昼飯」
え…。
昼飯…。
この怪獣が暴れてる最中に…。
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