ウルトラマンを呼べ!

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「どうでした」 山下隊員は私の顔を覗き込む様にして訊いて来た。 私は首を横に振り、手に持ったタブレットを山下隊員に返した。 「すみません」 と言いながら須藤隊員が小走りに帰って来た。 「早かったですね…」 「当たり前だろうが、怪獣が目の前に居るんだぞ、ゆっくり飯なんて食ってられるかよ」 ゆっくり食うどころか、そんなモン後回しだろうが…。 私は苦笑しながら二人を見た。 二人は私の視線に気付いたのだろう、じっと私を見ていた。 「隊長、すみません。先に休憩戴きまして…。どうぞ、お昼行って来て下さい」
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