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「でも、あれですよね…南九支社って言うと科学特別捜査隊の支社の中でも、一番食堂のご飯が美味しいって有名ですよね」
山下隊員は怪獣ガーベイジを見つめたまま呟く。
「山下隊員知っているのか」
私は山下隊員に訊いた。
「ええ、隊の情報誌に載ってましたので、黒豚丼とか、とんかつとか、凄い美味そうでしたよ」
確かに美味い。
あれ以上の定食を出す支社は他に無い筈だった。
「とりあえず、どうしますか…。拳銃で撃ってみますか」
と須藤隊員がガーベイジに銃を構えた。
「ちょっと待って。もしそんな事したら、アイツ、怒ってこっちに来るんじゃないか…」
山下隊員が言う。
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