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これは「唐門」と言って、かつての「後楽園」への正式な入口。今は奥まったところにあります。戦災で焼失したものを、令和2年(2020年)に再建したものなので、新しいですね。飾りが、日光東照宮を思わせる極彩色。
そうそう、「後楽園」の名は、「天下の憂いに先立って憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」という中国の故事から。ちなみに、水戸の「偕楽園」はこれをもじって、「偕(みな)で楽しむ」という趣旨で、幕末に鳴りを轟かせた藩主・水戸斉昭によって造成されました。庶民も入れる庭園、という趣旨を受けて、最近まで入園料はありませんでした(今は県外の人は有料)。
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