ポモドーロ・テクニックと小説投稿

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 むかし私は、ジョギングをしていました。二回ほど市民ランナーのマラソン大会に出て十km走りました。  タイムはひどいもんです。一時間かかったかなあ。でも、私のように中学校の体育の授業で「1」(ほとんど出席したのに!)人間でも、最後まで走れるんだ! と、それはそれは楽しかったんです。  数年で辞めちゃったから説得力ないか。  小説執筆のモチベーションも、ランキングではなくて、マラソンみたいに自分がどれだけ書いたかに重点を置いてみては、どうでしょう?  また小説を書くためには、資料を読む、プロットを組み立てるといった準備が必要です。そういう準備作業時間も加えて、今日は一時間、小説のための本を読んだ、プロットを組み立てた、千文字書いたなど、一日に行った作業や時間を、アプリで記録するなり日記に書くなどして、自分のがんばり成果を残します。  一日を振り返ると、がんばったじゃん! といい気分になれます。  ただ、インターネットで他の方の執筆ペースや学習状況を確認するのは、お勧めしません。私はX(旧twitter)に入り浸っていますが、アマチュア作家でも、年間で数百万字などとんでもないペースで書かれる方や、下調べに学術論文を読まれる方がいます。  そういう情報が刺激となって発奮できる方はいいでしょう。しかし私みたいに落ち込むタイプは、人と自分を比較するより、「昨日の自分より今日の自分」の精神で、のそのそと楽しく続ける方がいいと思います。
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