ポモドーロ・テクニックと小説投稿

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 このテクニックにも問題があります。  ええ、時計を起動しちゃえば、いくらでもノッて書けますよ? 問題は、時計を起動するまで「眠い~」「ゲームしたい~」「ネットしたい~」と数々の誘惑と格闘しなければならないことです。  この問題……ビジネス指南サイトによると「とにかくやれ!」しかないようです。 「モチベーションが上がるのを待っていたら、いつまでも始まらない」「モチベーションに期待せずとにかく行動すること」だそうです。  いや、それわかっているけど、やっぱり『あつ森』楽しいんだよ~。  私は古い人間なので、小説は基本、パソコンで書いています。  そのパソコンは十年前の製品です。さすがに古すぎです。とにかく起動が遅い。それだけで書く気力が失せてしまいます。  だったらパソコン買い換えろよ、という話ですが、怠け者の私、パソコンの買い替えやらデータ転送やら考えるだけで嫌になり、古いPCに悪態をついて使い続けています。 「弘法筆を選ばず」と言いますが、まあ弘法大師ほどの方ならどんな筆でも素晴らしい書を書かれるでしょう。  最近では、画家の柴崎春通さんでしょうか。柴崎おじいちゃんの動画は、100円ショップの画材でありえないほど美しい絵を描かれるので、バズっています。  何が言いたいかって? いや、弘法大師や柴崎のおじいちゃんでもない私は、パソコンの起動が遅いだけで、書く気がなくなるわけです。  私は最近、スマホでも書くようになりました。フリック入力が下手くそなので、執筆スピードはメチャクチャ遅いです。また、原稿見直しはパソコンで行っています。  ただ起動に待たされることなく、場所を問わずどこでも書けるので、スマホ執筆を重宝しています。  会社の昼休み、外食の待ち時間、駅や電車での移動中、ちょっとした時間でサクッと書けるスマホ執筆、メチャクチャ便利です。  パソコンだと、ちゃんとした小説書かなくっちゃ! と身構えますが、スマホだと、とりあえずワンセンテンスだけ書いてみよっか、と軽い気持ちで臨めます。スマホで小説書くなんて、まるで若い人じゃん、ってなに言ってるんだ?
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