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エッセイで気をつけていること
小説投稿にまつわるあれこれを語るエッセイ、始めます。
このエッセイ、ありがたいことにチョコチョコ読まれているようです。
なぜ読まれているのか作者にはわかりませんが、今回は、エッセイを書くときに心掛けていることをお話します。
エッセイで気をつけていることの一つ目は、無暗に断定しないことです。事実関係は、これでも慎重に書いています。特にウンチク系エッセイの場合は、そこそこ慎重に書いています。
以前、エッセイで「日本で初めてのクリスマス」について書きました。
現在、山口市は「日本初のクリスマスが行われた町」とPRしています。それ自体は本当としてもいいのですが、山口観光関係の多くのサイトに「当時の大名、大内義隆とザビエルが降誕祭を行った」と書かれています。
が、そのクリスマスが開かれた年は、大内氏は家臣の陶晴賢に滅ぼされており、ザビエルは亡くなっています。
観光協会レベルの公式サイトでも「大内義隆とザビエルによって日本初のクリスマスが開かれた」と書かれているので、こういうネタを書くときは要注意です。
また以前エッセイで、表記のルールについて取り上げました。特に、小説関係で厳しく言われるのが、三点リーダー「……」は二つ繋げろというルール。
私は、一般的に広まっているルールなら守った方が無難だろうというスタンスですが、あまりに口やかましい人がいると「じゃあ、その根拠はなに? まさか法律で決まってるの?」って突っ込みたくなるんですね。
なのでこの話題を取り上げたとき、いろいろ検索しました。結論……私には根拠がわかりませんでした。ただ、大手出版社の校正ルールによると、二つ繋げるとされてます。
文章の表記ルールについては、文化庁のサイトに日本語教育について素晴らしい資料が載っています。参考にさせていただきました。
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