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お金を払って、小説の感想を書いてもらってます
小説投稿のアレコレを語るエッセイ、三週間もご無沙汰していました。
今回はタイトル通り、有料の小説感想サービスについて語ります。
はじめにお断りします。
有料感想サービスと聞くと、小説投稿サイトの感想欄に褒め言葉を書かせる行為を連想するかもしれません。
私は、お金を出して感想を投稿してもらう行為は、NGと思っています。
大絶賛の感想が金で買った文章と判明したら、小説への信頼が失われてしまいます。バレなければいいという問題ではありません。後ろ暗い行為って、自分自身が悲しいではありませんか。
私がこのエッセイで取り上げるのは、その手の騙しではなく、感想を依頼者に直接送るサービスのことです。
小説を投稿しても反応がないと、寂しいものです。そこで有料感想サービスを利用するわけです。
自分を励ますために感想文を買うことは倫理的に問題ないように思われますが、やはりドン引きされる方がいらっしゃいます。
大体、こんな意見でしょうか。
・お金を出してまで感想が欲しいなんてガツガツしすぎ
・お金の力で褒めてもらっても意味がない
・感想が欲しいなら、実力を磨くべきだ
私はこんなエッセイを書くぐらいなので、有料感想サービスを使っています。あ、ドン引きします?
ともあれ私は、感想サービスの利用者として、これから弁護させていただきます。
感想が欲しいなら、感想をもらえる小説を書くべし。
その通りですが、現実、なかなか厳しいものです。
他サイトですが、「小説家になろう」で感想が書かれていない作品は七割もあります。それだけ、感想をもらうことは難しいのです。
「小説」「感想」のキーワードで検索すると、感想をもらうノウハウを書いたページがたくさんヒットします。
私を含めた多くの作者が、感想を求めているのでしょう。
感想を買う側だけではなく、売る側に嫌悪を覚える人もいます。人の弱みに付け込む卑怯な行為だ、と。
待ってください。そもそも商売とは人の弱みに付け込むことではないでしょうか。
取引が合法で、価格が適正で、互いに利益をもたらし、買う側の負担が大きくなければ、なーんにも問題ないと思います。
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