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HALLOWEEN 2nd
「まきちゃーん、大ニュース!!」
あっきーが作業小屋へ走り込んで来る
「うわっ、あっきーそんなに焦って入ると
この小屋危ない物もあるし…小屋潰れちゃうかもよ」
やんわり注意しておく
「あっ、ごめんなさい。けど、父さんが作った小屋だから壊れないよ~」
言いながら笑ってる
「で?何が大ニュース?」
「あ!学校と自治会のコラボレーションでハロウィンするんだって~」
「へー」
町会長さん学校も巻き込んだんだ~
「でね、でね、お泊まりハロウィンするんだってー。まきちゃんも行こうね」
「え!?お泊まりもするんだ」
「うん、夜はかぼちゃカレー作るんだって」
「へー、楽しそうだね」
「でね、お化け屋敷もするんだって~」
もう、夏のキャンプなんだか
お泊まり保育なんだか
訳がわからないけど楽しいを詰め込んだHALLOWEENをするらしい
「あ、でね、まきちゃんとけいたさんにもお手伝いして欲しいなって」
「わかった、手伝うよ。ちなみに誰が言ってたの?」
「えっとね、学校の先生全員と校長先生と町会長さんと母さん」
アハハ
関係者全員じゃん
けど、頼りにされるのは素直に嬉しい
「あっきー、皆に『喜んで~』って言っておいて」
「アハハ、わかった~
まきちゃん、楽しみだね」
「そうだね」
僕とあっきーは、顔を見合わせて笑った
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