HALLOWEEN 7nd

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HALLOWEEN 7nd

皆で遊んで、皆でカレー食べて お化け屋敷をする お化け屋敷と言っても真っ暗な迷路なんだけどね 子供達は、ドキドキで無いはずのモノを勝手に感じたりして キャーキャー言ってる 「柾、俺らも行かない?」 慶太に誘われた 「いいよ、行く!!行く!!」 真っ暗な迷路の入口に立つ 「結構難しいからお気をつけて~」 迷路責任者の良彬さんがニヤニヤしながら話しかけてきた 「え、子供のイベントでしょうに相変わらず大人げ無いと言うかえげつないと言うか」 「何、柾ちゃん、褒め言葉?」 良彬さんと目が合いアハハと笑いあった お化け屋敷は、オバケは出てこないが自分達が外に出れなくて 各所で子供が出れないと大泣きしているのを回収しながら歩く 「本格的過ぎ…」 呟くと 「俺は、柾と2人だけならここから出れなくてもいいな」 そう言って見つめて来るから恥ずかしくなる 「ちょ、子供達居るから…」 慶太が耳元に近寄って来た 「子供居なかったらいい?」 僕は、顔が暑くなった 僕たちが止まるから子供達は、出れないのかと余計に泣き出してた 「皆、大丈夫だから…ね」 皆に声をかけていたら… 「慶太!!今、どの辺りに居る!?」 良彬さんだ 「今、子供達と真ん中なのかな~?ちょっと広い場所に居ま~す」 現在地を大きな声で言う 「よし、じゃあ、おしくらまんじゅうみたいに背中同士くつけろ~。その場動くなよ~」 ━3・2・1・引け!!━ そう聞こえたら 僕たちの回りにあった壁が外側に倒れて行く 見ていたじいちゃん・ばあちゃん達は 「うぉ~」 って手を叩いて喜んでる …お化け屋敷じゃなかった? 往年のお笑い生放送番組みたいな終え方 子供達もまさかの展開で呆気に取られていたが 笑いが止まらないようだ さっきまで泣いていたのに 体育館は笑い声に包まれた お菓子あげないからイタズラされちゃった これが僕たちのHALLOWEENパーティー 年寄りは、床で寝れないってまた明日って帰って行った 倉庫から柔道をする時の畳を敷き 寝る準備をする 「皆、寝袋並べて~寝るよ~」 声をかけて10分もしないうちに子供達は、夢の中のハロウィンパーティーに出掛けてしまった
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