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「蒼、僕の全部も蒼のものだよ」
「はい」
「蒼、頭洗ってあげる」
「泡凄いよ」
「遊んでないでちゃんと洗って下さい」
「分かってる」
「僕達、ずっと一緒に居れるよね」
「蒼…愛してるょ」
彼は確かめる様に同じ事を何度も聞き返す
「結様私も愛してます、心から」
シャワーの音が二人の言葉をかき消す
細い背中が震えていた
こんなにも不安で切ないから
こんなにも愛してるのに
私は何もしてあげられない
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