カミングアウト

2/14
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
出張4日目 午前中にチェックアウト 帰宅予定 朝起きると彼はいなかった 電話にも出ない 探しに行こうと、部屋を出ようとした時 戻ってきた彼は私の顔を見るなり走り寄ってきた  「無理だよいくら考えても」 「蒼がいない生活なんて」 「お願いだから夕べみたいな事は言わないで」 「蒼がそばに居ないとダメなんだ」  「分かってます。分かっています」 「私も同じです」 愛おしくて涙が止まらない 彼がいない毎日なんて考えられない そんなのは分かってる でも…
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!