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「蒼、おはよう」
「おはようございます、結様」
こうして私は、このベッドで朝を迎える
目が覚めると、いつも隣に彼がいる
この時間が一番好き
「桂一郎様、お呼びでございますか」
「蒼、忙しい所悪いね、ちょっと
聞きたい事があって」
「結に好きな女性とかいるのかな」
「もう26にもなるし、結婚とか考え
てる人いないのかと思って」
「蒼、何か聞いてないか?」
とうとうきてしまった、この日が
桂一郎様はやはり、心配しておられる
「いえ、そのようなお話は…」
「聞いてみます」
「頼むよ」
「はい、かしこまりました」
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