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息が上がり、喘ぎだしたところに女の声が聞こえた。 「一」 俺は立ち止まった。 そして考えた。 次は間違いなくゼロだ。 そして女がゼロと言った時、一体何が起きると言うのか。 そう考えると背筋が思わずぞわっとした。 俺は今来た道を引き返した。 するとそれ以降はなにも聞こえなくなった。        終
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