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食事の後は、再び作業をして、ようやく終了。優と艶耀は先に帰らせた。
「守、どこに引っ越すんだ?」
「別荘」
な、なんと!そんなものいつ買ってんだよ!
「私が親から譲り受けたもので、今使ってないんです」
「あ、そうですか…それならその別荘は掃除が必要なのでは?」
「俺が友達に頼んでる。明日やる」
「…手伝いは?」
「いらないよ。今日の分お金出すから、ちょっと待って…」
「守。必要ない。俺は金持ちだからな」
「…じゃあ、優と艶耀くんに」
「いや。俺から渡しておこう。守、その金はお前の子供に使ってくれ」
「…わかった」
「その代わり。仕事でなにか悩んでるんじゃないのか?教えてくれるか?」
「なに?それ」
「俺らを呼ぶなんて、守が…職場でなにかあったんじゃないかと」
「ないけど。あ…今の仕事は辞める」
「ほらやっぱり!どうしたんだよ、いじめられたのか?」
「…なんでそうなんの?」
守は冷めた目で見てるし。
「モデル事務所の会社、やることにした。実もいるとこだよ」
「なに?なんでだ?」
「妊娠したし、俺がやったほうがいいと思って」
「…そもそも、そこの社長なのかな?お嬢さん」
「あ、はい。私、以原グループの娘で…」
「は!?まじかよ!玉の輿?」
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