退職からの

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退職からの

今日は退職の日。研究室のみんなは元気ない。けど、事前に話してたしいいよね。 「足助先生のご活躍、楽しみにしています」 「どうもありがとう」 午前中で、終わらせて…次に行くところは、梅田さんの会社。 「アポなしですみません」 「あ、…どうも…」 みんな元気なさげ。景気悪そう。ふん、ならば。 「みなさん、梅田さんのデザインの服の売れ行き悪いんですよね?」 「…そ、それは…」 「もうこの会社を畳みませんか?」 「え、し、しかし…」 「梅田さんはあなた方とは、もう仕事をする気はないと思います」 「そんなの憶測ですよね?」 「傍聴された方から聞きました。彼女は、…全く関係のない人を巻き込んでいたらしいです。もう、あなたたちのことは、構ってられませんよ?」 「そんなこと言われても…梅田さんと作ってきた会社です。簡単に手放せなんて…」 「このままでは、どうにもならないとわかってますよね?わかってるのに続けてなにが楽しいんですか?無駄な時間を過ごさないでほしいです」 「と、言われましても…」 「これ以上、梅田さんに惑わされるのはやめて下さい。うちのモデル事務所で、その素晴らしい事務の能力を発揮してもらえたらありがたいのですが。モデル事務所は今、辞める人が多くて人手不足なんですよね」 「え…梅田さんのせい…ですか?」 「おそらく。あなた方のことを知ってるのは下津さんと、餅月さんというメイクさんだけですよね?説得しますので、どうか、会社の力となって頂けないでしょうか?」 「…しかし、梅田さんは…」 「うちの会社で働くことを考えて頂けますか?じゃないと、ずっとこのままですよ?それでは失礼しました」 立ったまま話してて疲れた。もう家帰ろ〜
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