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家に帰り、太郎のところへ直行。
「太郎〜聞いて〜。梅田さんの会社の人たちはね、梅田さんが好きだからさ、すごい迷ってて困ってて、可哀想。みんな家族がいるのに、不倫だ」
太郎に抱きつきながら話すと落ち着いた。
「そんなに愛されてんのに、なんで昔の男にこだわったんだよ。ひどい女」
太郎を撫でると尻尾を振る。素直でかわいいやつめ。
「はー、まじめんどくせ。太郎、男女のもつれがモデル事務所にあるかな?どうしよっか、小暮くんが手当たり次第女の子と付き合ってたりしたら…」
多喜ちゃんに言い付けて解決する?しないよね?男の数少ないと、めっちゃ心配なんだけど!選びようがないんだけど!
「太郎、みどりはそんな男にときめいたりしてると思う?」
太郎は尻尾振るだけ。
「長山さんと一緒にいすぎな気がするんだけど。履歴書ではおじさんなんですけど。今は顔どんなんだよ。昔のでわかんねーよ」
モデル事務所は、小暮くんに会いに行ったくらい。うわー明日からそこの社長なのか。不思議すぎるけど、所長みたいなもんだろ?実質、あのみどりの母が権限持ってんだからな。
「太郎教えて〜セクハラってどこまで?パワハラってどこまで?ポーズ教える時に腰触ったら?小暮くんとか女の子好きだし、かわいいとか綺麗とか言ってそうだよね?それっていーの?逆に、気に入らないと文句言ってさー?元嫁に喧嘩売ってたらしーもんねー」
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