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リビングに出ると、パソコンをしてる守お兄ちゃん。すごい集中力で、こちらに気がついてない。というか、この部屋すごい綺麗…ホテルかよ。掃除とかどうしてんの?
トイレ借ります…なんて、声かけられなかった。ま、いいや。
それにしても、こんな広々した部屋に1人ぼっちなのは悲しくない?俺の部屋なんて極狭だけど?
トイレから戻り、リビングを見ると、守お兄ちゃんはさっきと同じでパソコンで作業してる。
部屋に戻ると、2人とももくもくとやってる。どんだけやる気あるんだか。
「おい、優。さぼってないでやれ」
「俺もトイレ行く!綺麗なトイレ入りたい」
「艶耀、それさばりじゃないのかよ」
「行ってきまーす」
艶耀め。俺をさぼりだと思ったな?親父と2人きりとか嫌すぎる。
「守が俺たちに、家に来てくれなんて言ったことない。だから、なにかあったのか心配してる。お前気がついたことあったら教えろ」
「…は、知らないけど…元気そうじゃない?」
「…確かに。顔色はいいな。それに、家で仕事してるなんて珍しいな…」
「珍しい?」
「守は家では仕事をしないぞ?」
「じゃあ、仕事場で何かあったとか?」
「さぁな」
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