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★スターダスト感想
本作はかなり衝撃的なシーンがある為、トラウマになる可能性があります。
注意してご覧になってください。
問題のシーンは子どものいたずらで、カエル大爆発です。
子猫ほどある巨大なカエルです。
学生の頃、スクリーンで見てしまい、ショックを受けました。
それでもこの作品の美しい映像美、幻想的で夢のような世界観は芸術的。
無垢な子供だからといって、何をしても罪にならない訳ではない。
2007年のイギリス映画、「つぐない」でも子供の嘘(勘違い)についての罪と罰、そして償いについて描かれていました。
私はセスが無垢な子供だったとは思わない。
セスは元々カエルを無残に殺す残酷な子供だったのです。
いたずらを謝罪しに行くが、いたずらの内容が酷すぎる。
劇中ではカエルの事についてはそれ以上出て来ない。
海外とは教育方針や宗教観が違うので仕方ないのかも知れませんが、私なら残酷な殺し方をした事について叱る。
確かに子どもは無邪気に虫やカエルを殺す事がありますが、やり方が問題。
そこに親や大人のフォローが必要だと思う。
「トイストーリー」でもおもちゃにロケット花火を付けて爆破したり、人形をバラバラにする悪童シドが出てきますが、親はどうしてるの?
妹の人形にも手を掛けて、妹がママに言いに行ってるシーンがあります。
親が知らない訳がない。
例えおもちゃでも物を大切にしろという教育はされないのだろうか?
こういうのを放置しているから幼い子供の銃による事故もなくならないのでは?
本作で1番悪いのは犯人ですが、残酷な結末はセスの罪でもある。
現実は夢や妄想、ゲームではない。
失われた命は戻らない。
例え子どもでも、罪は償わなくてはなりません。
好みが別れる作品とは思いますが、”ザ・カルトムービー”といった感じです。
●フィリップ・リドリー監督は画家、小説家としても有名だそうで、「聖なる狂気」(1995年)でもヴィゴ・モーテンセンを起用しています。
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