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「お帰りなさい」
「あら、起きてたの?」
「うん」
「そう、ごはん食べる?」
「うん」
「おっけ~」
「お母さん」
「ん?」
「ごめんね」
「なにが~?」
「働けなくて」
「そんなん知らないよ~」
「でも」
「そんなん考えれるなら
これからのこと考えや
無理ならゆっくりしなさい」
「うん」
「別に仕事は全てじゃないよ
そりゃ働かないと行けないけど
働きたくないわけじゃないし
働けないわけでもないんだから
そのうちで良いじゃん
私にやることは変わらないし
ごはん作るなんて一人も
二人も変わらないし
とりあえず生きてりゃ
それで良いんじゃない?」
「生きてりゃって」
「じゃあなに?死ぬの?」
「そんなわけないけど」
「あんた、死ぬんじゃないよ?
死んだら許さないから
勝手に死んだら呪うからね」
「こわ」
「人間関係なんて
ごく一般的なもので誰でも悩むんだから
考えすぎるんじゃないよ」
「わかった」
「生きてなさいよ」
「はい」
「じゃあご飯できたら呼ぶから
上で寝てなさい」
「は~い」
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