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歩汰も歩莉もちょっかい好き?
学校に着き教室に入る歩莉、その後を追いかける歩汰、そんな2人は隣の席だ
2人は席に座ると急に、しおらしくなる。
恥ずかしいからだ。
クラスメートは、歩汰と歩莉のやりとりに最初、ビックリしていた。
でも今は当たり前のように感じている。
むしろ、その光景がないと落ち着かないぐらいだ。
歩汰と歩莉は付き合ってるんじゃないか、いや、夫婦か?って思うぐらいのクラスメート達。
授業が始まると歩莉は真面目に話を聞きメモをとるが歩汰は授業を適当に聞いていて歩莉をみつめたり、ちょっかいをかける。
歩莉『やめて。今、授業中』と小さい声で言う。
歩汰は、あっかんべーをした。
歩莉は腹を立てた。授業中ということもあり歩汰を無視する。
歩汰は、どこか寂しそうだ。
授業が終わり
歩汰『ノート書き写せれなかったから見せて』
歩莉『嫌だ』と怒ったように言った。
歩汰『歩莉は字が上手だし可愛いし』
歩莉『もう、解ったよ。恥ずかしいから、やめて、ノートどうぞ』
腹が立っていた歩莉だが歩汰が褒めてくれたので、しょうがなくノートを見せてあげた。
歩汰『さすが歩莉。優しいね』
少し離れた距離でその様子を胡桃と透が見ている。
胡桃『なんだかんだで歩莉は歩汰に騙されて優しくしちゃうんだよね』
透『歩汰は世渡り上手だからね』
歩汰は教科書を忘れていたので学校にある公衆電話で自宅に居る母親に電話をかけていたら
後ろから歩莉が膝カックンしたり、こしょぐったりした。歩汰は誰がやっているのか確認すると歩莉は離れて、あっかんべーをする。電話が終わると歩莉は歩汰に追いかけられた。
その様子を透と胡桃は見かける。
透『なんで歩莉は、あんな行動するんだろうね?』
胡桃『歩莉に聞いたら『後ろ姿が可愛くて、かまいたくなっちゃうんだよね』って言ってたよ』
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