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隠しきれなかったのか秦広王は呆れた顔を一瞬浮かべたが、真顔に戻り「何もしなくても貴女は地獄に墜ちますよ」とぼそりと呟いた。
「おかしいな善行しか行ってこなかったのだがな。ならば、二つ目は後日考えよう」
不思議そうにヘンリエッタは首を捻っていたが直ぐに忘れた様に笑みを浮かべる。
「では、頼みましたよ。災難男達と協力してナナシを確実に捕まてください」
「まどろっこしいな。殺しては駄目なのかい?」
「止めた方が良いでしょう。ナナシが消滅した時何が起きるか分かりませんからね」
秦広王の額に汗が滲んでいる所をみると脅しではないなさそうである。
「了解した。仕事は確実にやらせてもらうよ。気を付けて帰れよ。地獄の連中に取引がばれたら事だからな」
「その時は私の首を差し出せば済むだけです。私の命で地獄や人々が救われるなら安いものです」
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