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ねっちょり……。
「キ……キ…………キス、してみたい」
ああ、なぜ俺はキスも出来ないでこの年齢になってしまったんだ。なんだか泣きそうになってきた。
絡み合う舌は男同士のものなのに嫌悪感なんてなくて、稲葉課長もこんなことを俺にするのかと思うと胸がドキドキしてくる。
肉団子の甘酢かけのようなガッチリとした大海原さんは余裕の笑みで山口くんの舌を吸い込み、山口くんは名前からしてきっとハーフなんだろうその白い頬をピンクに染めている。
「キ……キス……あう」
それから山口くんは服を脱がされ、平らな胸板にピンクの乳首がツンと硬くなっているのも分かった。俺はすぐに自分の服を捲り上げて胸を見る。
「ちょっと……あずき色」
それは仕方ない。日本人なのだからあずきはめでたい、うん、何とかなるだろう。山口くんが少しばかり綺麗過ぎるのだ。
『じゃあ君の乳首を味わってみようかな?』
「うー!」
大海原さんのその言葉に股間が痛くなった。ああなんたる、なんたるたるたる。俺はもう勃起しているではないか!
いつからだ?いつから勃起していたんだ?
『あー、甘いよ、乳首。凄く美味しい』
『あぁっ、大海原さん!もっと……もっといじめて』
乳首って、凄い。ピンクの乳首って凄い。あずき色はどうなんだろうか。
鼻息荒く画面に釘付けになっていると、ベルトを外して丸出しモザイクになった山口くんは赤くなったまま大海原さんにお尻を向ける。
そこからはもう何がなんだか何故そうなってこうなったのか分からなかった。
ただ分かるのは、お尻を向けた後に大海原さんはゆっくりと何かとんでもない事をしている。そしてアナルだけはモザイクされていないのだけれど、山口くんはそこもピンク色だ。アナルはモザイクしなくていいのに、なぜ他は駄目なんだろうか。
ピンクだらけの山口くんはぬるぬるになったアナルに大海原さんを受け入れ、気持ち良さそうに喘ぐ。
興奮だ、もう興奮しかない。
「ああ……あ、あ、お……おな…おなに……おお、うなうなばらばらばんばんばらさん」
興奮状態の俺はもう自分が何を口走っているのかも分からなかった。ただ気になる事はある。なぜアナルがぬるぬるなのか、あんな体液がアナルから出てきたらそれは粗相と呼ばれるはず。
鼻血が出そうな光景に涙を滲ませ、パンパンに痛いソコを両手で包み込み2回擦ると簡単に出てきてしまった。
稲葉課長……。
「こんなエッチなことしたいの……恥ずかしい」
だが出してスッキリした俺はやらなければならない。まずはぬるぬるの正体はいったいなんなのか。こんな時、役立つものがある。
「モフー知恵袋の皆さんこんにちは。教えて下さい。実は今度、彼氏からアナルセックスをしたいと言われていて、思い切ってやってみようと思いました。アナルセックスの時にアナルをぬるぬるにさせるものは何ですか?コツなどありますか?」
画面には喘ぐ山口くんが、うっとりとした表情で大海原さんとキスしていた。
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