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拓也のこの言葉に、二人は大きく頷く。悪事を暴き、この世界に平和を取り戻すための、覚悟を込めたものだったことは間違いない。これから成し遂げることは、もしかすると始まりなのかもしれない。そして、これから先も、この世界に蔓延る悪を見つけ出し、解体していくのかもしれない。
しかし今、この三人に言えることは、「目の前の悪を片付ける」ただそれだけだった。
コードネームA。
雪島拓也。
AはAceのAであり、AwakeのAであり、AidのAなのかもしれない。
そして少年Aとは、この世界の救世主なのかもしれない。
「さあ、行こうか──」
少年Aの物語/終わり
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